かねふと数独アプリ
エクセル対応
かねふと数独アプリ(SDP)に慣れるには例題を解くことが一番。
例題を解く
すでに出来上がっている数独表を参照するには、事例ワークシートをクリックします。
下記に示す図には問題、解答の枠があります。これが過去に作られた問題とその解答となります。
左辺側は通常の数独モデルA、右辺側は数独モデルBです。Bは城壁スタイルです。さらに右辺の奥にあるV2ではモデルC(Level2)も利用できます。もちろんヒントを参照せずに挑戦者は独自に解答を完成することも自由です。
なお例題が多いので「最上部へ」ボタンと「最下部へ」ボタンが用意されています。各ボタンをクリックするとカーソルは移動します。
画面中央上部にある「リスト化」ボタンは数独表の事例をリスト化するためのボタンです。
数独表のままではお互いの比較が困難なので、「リスト化」ボタンをクリックすると数独表の一行目だけをリスト化して昇順に並べ替えます。
「ジャンプ」ボタンは例題のリストを利用して、その例題が表示されている行までジャンプするとともに、その例題を解くためにMainワークシートのB表へ転送する機能を持ちます。
リスト中のAG列またはBN列の行番号のセルにカーソルを置いて、「ジャンプ」ボタンをクリックすると、カーソルがその行まで移動します。
移動後は「本例題を使って数独表パズルを行いますか?」とメッセージが表示されます。OKをクリックするとMainワークシートへ転送されます。
この例題を利用する方法としてコピー&ペーストも利用可能です。
事例ワークシートの例題をMainワークシートへコピーしてからMainワークシート上で数独表を完成させます。
最初に挑戦する例題(9x9表)のコピーを行い、MainワークシートのB表にペーストします。
ペースト後は通常の手順で数独表を完成させます。最初に「リセット」ボタンをクリックすると、B表からA表へ例題がコピーされます。A表上で解答を完成させます。
トレースする
事例として表示されている数独問題の模範解答をトレースして参照することができます。
以下、次の手順に従ってください。
(1)最初に任意の数独問題を事例ワークシートから転送します。
(2)「リセット&自動」ボタンをクリックします。
(3)SDPのプロトコルによって自動的に空きセルが数字で埋められます。
(4)最終的に全部のセルが数値で埋められて数独表が完成する場合と、未完のまま終わる場合があります。
(5)いずれの場合も処理履歴(1)に記録が残ります。
(6)処理履歴(1)には処理したセルの位置と適用した数値が記録されています。
(7)本例では35回の処理で数独表が完成しています。この処理手順をトレースすることができます。
(8)トレースを開始するには「トレース開始」ボタンをクリックします。
(9)「トレース開始」ボタンをクリックすると、処理履歴の最上部に◎がつけられます。同時に本例ではB8セルに最初の数値2が入ります。
(10)トレースするには↓または↑ボタンをクリックします。
(11)「リセット&自動」処理を使っても途中で未完のまま処理が終わる場合があります。そのときに参照できるのが模範解答です。
(12)「模範解答」ボタンをクリックすると解答が表示されます。もう一度同ボタンをクリックすると解答は非表示となります。
(13)トレース機能と合わせて、どこで手順を間違えたのか、そのヒントが提供されます。
かねふと数独アプリを使う
最初に「リセット」ボタンをクリックします。
その結果、B表の内容がそっくりそのままA表にコピーされます。
A表は数独表パズルの挑戦者がシミュレーションに使用する表です。A表の空白セルに縦横で重複しないように数値を入れます。そのときに参考になるのが横表と縦表です。
(1)横表はA表の列方向(横方向)で充当可能な数値を表しています。
例えばA表の4行目では2か所の空白セルがありますが、横表を見ると4行目には2と9が残っているので、このいずれかの数値が充当可能であることを示しています。
(2)縦表はA表の行方向(縦方向)で充当可能な数値を表しています。縦表を見るとC列目には2と7が残っているので、このいずれかの数値が充当可能であることを示しています。
(3)実際には縦と横でそれぞれ数値は重複してはいけないルールなので、横表と縦表で共通の数値を選んで空きセルに充当することになります。
例えば、4Dセルに入れられる数値は
横表4行目に示される
2,9
と縦表D列目に示される
2,4,5,6,9
において共通の数字
2,9
から選択可能となります。
候補セット
通常は下記例のように数字(本例では2)を入れると、セルが黄色に変わり、対応する横表、縦表も残った数字が更新されます。しかしコピー&ペーストによって複数のセルに同時に数字を入れると、縦表、横表は更新されません。
こんなときは「候補セット」ボタンをクリックします。この結果、最新の候補リストが横表および縦表に表示されます。
マニュアルで数字を埋めていくときに、この候補リスト(横表、縦表)は非常に役に立つことが理解できると思います。
処理ボタン
次に数独の挑戦者にとって有益な処理ボタンを説明します。
(1)候補ボタン
縦表および横表に示されるシミュレーションで使える数字を更新します。
(2)重複チェック
A表の縦横に置いて重複が無いかチェックします。もしも重複がある場合には赤字に表示されます。
(3)標準色へ
A表の赤色数値(重複)を標準の黒色数値へ変更します。
現況保存した内容をA表に回復させます。
(4)空き一個
A表において縦方向または横方向に空きセルが一個ある場合に、自動的に最適な数値を充当します。
(5)空き二個
A表において縦方向または横方向に空きセルが二個ある場合に、自動的に最適な数値を充当します。
(6)空き三個
A表において縦方向または横方向に空きセルが三個ある場合に、自動的に最適な数値を充当します。
(7)自動処理
A表の空きセルの数に関わらずに、最適な解を自動的に実行します。しかし最適解が無い場合には途中で中断します。
(8)リセット&自動
B表からA表へ数値を写し、最適な解を求める一連の作業を自動的に実行します。
数独の挑戦者がもっとも短時間にパズルを解こうとするならば、「リセット&自動」ボタンをクリックすればよいことになります。実際にやってみましょう。結果はすごく幸運なことに一回で解答が得られました。C表に答えが表示されています。
しかしいつもこんなに幸運とは限りません。通常は色々と考えながらシミュレーションをしてゆきます。そんな挑戦者のための機能ボタンが今までの説明にあったように準備されています。
直接入力
次に数独の挑戦者が自動処理に頼らないで直接空きセルに数値を入れるときに役に立つ情報について説明します。
本例では挑戦者が1D、1Gおよび5Eの空きセルにそれぞれ6、4、3の重複しない数字を入れています。このとき、
(1)20行とT列にはA表の縦合計および横合計がそれぞれ表示されます。A表が完成すると、ここの数値が1から9までの合計値45になるはずです。
(2)21行とU列には45から先ほどの縦合計、横合計を差し引いた値が表示されます。
(3)22行とV列にはまだ数字が充当されていない空きセルの数が表示されます。もしも数値が0の場合には縦または横の数値が全部埋まっていることを意味します。
もしも空きセルの数が1の場合には「空きセル一個」ボタンをクリックすると最適な数値を自動的に検索してくれます。でも中には最適解が出ない場合があります。この場合には今まで入れた数値を見直す必要があります。まさに「ローマは一日にして成らず」の世界です。