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Sphere on Spiral Stairs

パズルを自分で作ってみましょう

数独問題を作る

SDCアプリは数独パズルの問題そのものを自動的に作成する機能を具備しています。そのためのボタンは下記に示す2つです。
(1)乱数発生
(2)乱数リセット
それでは実際に「乱数発生」ボタンをクリックしてみましょう。

T510.jpg

結果は下記のとおりです。B表に新しい数独問題が表示されます。なお「乱数リセット」ボタンをクリックするとB表がクリアされます。

T520.jpg

本表で数独を解くには、「リセット」ボタンを押してからA表のシミュレーションを使って数値を空白セルに入れ込みます。その方法については初級編にて説明されています。

T530.jpg

乱数発生処理にはオプションがあります。「城壁タイプ」チェックボックスにチェックを入れてから「乱数発生」ボタンをクリックすると、下図に示されるような城壁タイプの問題が作成されます。乱数表パズルの難易度は通常の乱数表と変わりません。(注、V2ではモードを「標準タイプ、城壁タイプ、V2拡張タイプ」から一つを選べます)

T540.jpg

V2拡張タイプ

SDPアプリのV2は従来のV1に対してLevel2の「V2拡張タイプ」の問題を作成する機能を追加しています。画面も下記のように変わります。

20220625.jpg

全自動処理

乱数を使った数独パズルの問題は必ずしも解がある訳ではありません。いわゆるデッドロックに陥って途中で諦めるケースもあります。そこでSDPには自動処理機能が備わっています。それが「乱数&処理」ボタンです。このボタンの機能は
「乱数発生」
「リセット&自動」
の処理を一体化したものです。
実例を見てみましょう。
下の絵ではA表に重複した数字が赤字で示されています。このような状態も許容するのは、挑戦者が手作業でA表を完成させる可能性を残したかったからです。でも下記例ではどうでしょうか?
セル4Cには2が入れられないので、セル4Iに2を入れるしかありません。でもセル7Iには変更できない2がすでに入っているので、本例はデッドロックに至ったパズルだと分かります。速やかに諦めて、他の問表を作った方が無難です。

T610.jpg

さてこのようなデッドロックのパズルを自動的に判別できるように、SDCは「乱数&処理」の処理回数を指定できます。方法は以下の通りです。
「回数指定」コンボボックス
についている小さなボタンをクリックして1から20の間で数字を選択します。同様に
「しきい値設定」コンボボックス
についても小さなボタンをクリックして1から20の間で数字を選択します。変更するとセル14Nに表示されます。
「乱数&処理」は指定された回数だけ繰り返されます。
ただし途中で処理が自動で中断することがあります。それは
セル14Nに示される「(B)しきい値」を
セル13Mに示される「(A)空白数」が超えた場合です。
空白数は行または列の空きセルの数を集計したものです。この集計値が0になると全部のセルが数値で埋まったことになります。

また連続処理のオプションとして
「フルオートモード」チェックボックス
が用意されています。
On: このチェックボックスをオンにした状態で「乱数&処理」を実施すると、重複を完全に排除する基本に従って、できるだけ空セルを埋める処理を実施します。
Off: 反対にチェックボックスをオフにした状態では、ある程度、重複を許します。したがってシミュレーションのA表には赤文字で重複した数字が表示される場合があります。挑戦者は自力で数字の並べ替えを行って解を見つけることとなります。

実際に試してみましょう。
下記例では回数指定が3で、しきい値が20(セル14N)に指定されています。
連続処理を実施すると、セル15Mの処理済み回数が4なので、4回目の処理で中断していることが分かります。これは空白数17となり、しきい値の20以下になったからです。
この後は挑戦者が自分の知力を使ってA表に数値を入れて、A表(シミュレーション)を完成することになります。

T620.jpg
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